虫食む人々の暮らし (NHKブックス) [ 野中健一 ]

   

NHKブックス 野中健一 NHK出版ムシ ハム ヒトビト ノ クラシ ノナカ,ケンイチ 発行年月:2007年08月 ページ数:219p サイズ:全集・双書 ISBN:9784140910917 野中健一(ノナカケンイチ) 1964年愛知県生まれ。

名古屋大学大学院文学研究科史学地理学専攻中退。

博士(理学)。

立教大学文学部教授。

専攻は地理学、生態人類学、民族生物学。

昆虫食を取り上げて世界各地を訪ね、人々の自然資源の利用・環境認識・空間行動から「身近な自然と人間との関わり」を探る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 序章 虫と営みを重ねて/第1章 営みが虫をはぐくむー虫とともに生きる人々/第2章 大地という食卓ー地球のグルメ、イモムシ/第3章 野生を取り込む智恵ーカメムシの「臭さ」を生かす/第4章 虫に恋してースズメバチのロマン/第5章 虫に向かって開くー昆虫食的認識へ 東南アジアの田んぼで、アフリカのブッシュで、岐阜の森で、世界中の人たちが、顔をほころばせて昆虫を味わっている。

虫を採り、食すことで、生命と環境に五感で触れているのだ。

バッタを狙い、カメムシを買い求め、ヘボを愛する中で、カラハリ砂漠の子どもは狩猟民として生きていく術を学び、ラオスの人は都市化で消えゆく「野生」を取り戻す。

つまり昆虫食とは、自然と対話して恵みを得る智恵なのだ。

日本中、世界中の昆虫食を追って旅してきた著者が描く、昆虫と人間が相互に深く交わる、豊かで美味しい営みの姿。

本 人文・思想・社会 民俗 風俗・習慣

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